第5回音楽祭その3

初日、二日目と元気に演奏を終えました。
今年のゲストはN響コントラバス奏者西山真二さん、チェロの西山健一くんの双子の弟です。 双子の演奏家、何も言わなくてもどちらからともなく演奏が始まり、それに我々が付いていくリハーサル。
昔は本当に見分けがつかなかったんですが、今は健一くんにはヒゲがあるので間違えるはずがない
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のはずが、やっぱり間違えます。ふとした瞬間、気配が同じです。


コントラバスが入るので、できる曲、やりたい曲を集めたら「アイネク」ドヴォルザークの弦楽五重奏曲、シューベルトの「ます」と、ハードな曲が3つも並びました。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は言わずと知れたモーツァルトの名曲で、何かあると1曲目にプログラミングされる手頃な曲という印象がありますが、僕はずーっと嫌いだったんです。あまりにもしょっちゅう演奏するために、何が素晴らしくていい曲なのか解らなくなっていました。
なので、自主的にプログラムに載せるのは今まで無かった。
でも、今回もう一度楽譜を読み直して、好きになりました。
この曲は繰り返しを省略せず、全部やるべきだとも思います。そうするとメインのプログラムに十分なるくらいの重量感があります。特に第4楽章は終わりそうで終わらない、終わりそうで意表をつく転調、面白すぎます。そしてこの曲もG-Durなんですよねぇ。モーツァルトのG-Dur。秋の風を感じます。