第4回音楽祭その5
08/08/09/

夏の音楽祭2日目演奏会、この日はゲストの登場です。今年は仙台フィルのヴィオラ首席奏者、佐々木真史くんが来てくれました。彼とは芸大時代の同級生で、一緒にオケや室内楽を沢山やった仲です。彼と一緒に演奏するのは4年ぶり?今回はメンデルスゾーンの弦楽五重奏曲第2番とバッハのシャコンヌ(ヴィオラ四重奏版)を演奏しました。もう一曲は理恵さんの独奏でハイドンのピアノ・ソナタです。
ラ・ラ・ガーデンホールで弦楽五重奏は初めての試み、会場の広さから考えると音量的にもスペース的にもこれが限界でしょう。弾く場所とお客様の距離は30センチちょっとでしょうか。かなりの近距離ですが、この近さもこの音楽祭の面白さの一つです。
メンデルスゾーンは2日目ということもあって、会場の響きにも慣れ、体力もあり、学生時代に戻ったような楽しい演奏になりました。楽章が進むにつれてテンションが上がってゆき、メンデルスゾーンの第4楽章ではいろんなところから「攻め」の音楽が聴こえてくるので、こちらも負けてられないと「攻め」てみたところ、最後の最後で僕だけ大崩壊~! あまりの悔しさに、アンコールでもう一度4楽章を弾かせてもらいました。どんなに盛り上がっても、どこかに冷静さを残しておかなければ行けません。反省。
それでもお客さんから盛大な拍手をいただき、最後には手拍子になりました!感動です。フィンランドのクフモ音楽祭を思い出しました。嬉しかったです。
バッハのシャコンヌはヴァイオリン弾き2人がヴィオラに持ち替えての演奏、こういう実験的プログラムも入れてます。ヴィオラは昔はちょくちょく弾いてましたが、久しぶりに持ちました。ヴィオラを持った途端性格が変わるようで、あまり細かいことを気にせず楽しく演奏しました。
写真はリハーサルの様子です。